ドイツ

サステナビリティ
持続可能な食品サプライチェーンに向けた国内外の動き
~ドイツは「栄養戦略」が検討中~

(文責:坂野 佑馬)  ドイツ連邦食品農業省(BMEL)は2022年12月21日に、かねてより検討中であった「栄養戦略(Ernährungsstrategie)に関連した論文を発表した※1。BMELは、食品サプライチェー […]

続きを読む
環境経営
機運高まる中小企業の「サステナビリティ経営」を実装するために。
~独バイエルン州環境局が示す中小企業向けサステナビリティ経営ガイドライン~

(文責:河北浩一郎)  今日「サステナビリティ」「サステナブル」という単語を耳にしない日は無いほどに、その意味・意義の社会への浸透は進んでいる。一方で、それを企業活動に取り入れる所謂「サステナビリティ経営」のこれまでの認 […]

続きを読む
環境経営
「サステナブル経営」の一手法として持続可能なモビリティ(移動)の在り方を再考することの意義

(文責:河北浩一郎)  本稿では、弊社の母体であるドイツのB.A.U.M. e.V.(Bundesdeutsche Arbeitskreis für umweltbewusstestes Management)※1が、連 […]

続きを読む
脱炭素化
CO2回収・貯留(CCS)プロジェクトを積極展開するEquinor(エクイノール)
~欧州全体でのCCSの発展に向けて、各国企業と連携を図る~

(文責:青木 翔太) 「カーボンニュートラル」の実現に向けたCCS (Carbon dioxide Capture and Storage)の開発プロジェクトが計画されている。CCSとは、発電所や工場などから排出されるC […]

続きを読む
天然ガス
ロシアからカナダに天然ガス輸入の軸を移すドイツ。グリーン水素も25年に同国より調達し、その他複数のチャネルを構築へ

(文責:青野 雅和)  ドイツはロシアによる天然ガス供給を削減する方針を受け読者も周知のとおり、冬季に向け企業や国民に節約を促す状況に至っている。現時点でガス代が3倍にも高騰しているという。  これはドイツが天然ガス供給 […]

続きを読む
生物多様性
ドイツはコンゴに存在する世界最大の熱帯泥炭地の保全プロジェクトを支援
~ラムサール条約と生物多様性条約に寄与する取り組み~

(文責:河北浩一郎)  ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全省(以下、BMUV)は、世界の気候危機の拡大と生物多様性の損失を抑止する為に国際気候イニシアチブ(以下、IKI)※1による資金調達プログラムを活用し、開発途上国 […]

続きを読む
環境経営
ドイツ連邦環境庁は、企業への義務付けを前提としたEMS(環境マネジメントシステム)の開発を提案している。
~環境先進国ドイツが開発するEMSが企業の「サステナブル経営」を支援する。しかし、その実現性及び有用性には疑問が残る。~

(文責:河北浩一郎)  EMS (Environment Management System:環境マネジメントシステム)とは、「自らが行う活動の中で、環境に与える影響を的確に把握し、環境目的及び目標を定め、環境改善に取り […]

続きを読む
サーキュラーエコノミー
ベルリン市内全域をカバーする下水熱ポテンシャルマッププロトタイプを公開
~ドイツの熱需要全体の8分の1を賄う熱賦存量を持つ下水熱~

(文責:坂野 佑馬)  EUでは研究・技術開発のための資金提供プログラムである「Horizon Europe」※1が運用されている。EUは本プログラムで、第8期の計画となる「Horizon 2020」※2に2014年から […]

続きを読む
エネルギー
ドイツ:「エネルギー安全保障パッケージ」
~エネルギー安全保障の危機に直面する環境先進国ドイツの狼狽~

(文責:河北浩一郎)  2022年7月21日、連邦経済・気候保護省(以下、BMWK)は、「エネルギー安全保障パッケージ」を発表した※1。各種報道にもあるように、ロシアによるウクライナ侵攻に伴い、ドイツの天然ガス需給は、依 […]

続きを読む
脱炭素化
建築分野でGHG未達となったドイツ
~未達をカバーする対応策を策定する為に90日以内に11項目を策定へ~

(文責:坂野 佑馬)  連邦環境・自然保護・原子力安全省 の下部機関であるドイツ連邦環境庁は2022年3月15日、2021年度における建築分野の温室効果ガス(GHG)排出量が年間許容値の112 MtCO2eを超 […]

続きを読む