EU各国に先駆け、ドイツでREDⅢの国内法化を推進へ ~ 2040年には輸送燃料の12%をRFNBOに転換 ~
(文責: 坂野 佑馬) 再生可能エネルギー指令(RED III)[i]は、EUの気候中立社会実現に向けた重要な枠組みで、特に再生可能エネルギーの比率を2023年から2030年にかけて急速に増加させることを目指している。 […]
英国とドイツは北海を横断する海底水素パイプラインプロジェクトを推進
(文責: 坂野 佑馬) 2025年5月22日、イギリスのガス輸送網運営事業者であるNational Gas社とドイツの同業者であるGASCADE Gastransport GmbH(GASCADE)社は、北海を横断する […]
ドイツにおけるホワイト水素の現状 ~フランス、スペインに追随して事業化が進むか~
(文責: 青野 雅和) ドイツでは2023年に水素国家戦略[i]が連邦経済・気候行動省(BMWK)より公表されているが、ホワイト水素に関しては「現在各国で研究されている」とのみ記されており、その扱いについては特段言及さ […]
EUでは自動車・トラックのHVO対応エンジンが普及しつつある中、ドイツのバイオディーゼル生産量は過去最高を記録
(文責: 青野 雅和) ドイツの自動車メーカーはHVO対応エンジンを順次開発している 昨年12月に自動車世界大手ドイツBMWは12月12日、ドイツで生産されるすべてのディーゼル・エンジン車両の初期充填を水素化処理植物油 […]
サステナビリティ情報開示に対する第三者保証義務化の動向 ~大企業はより厳格な保証の監査に備える必要がある~
(文責: 坂野 佑馬) 昨今では、気候変動や環境問題が世界的に重要な課題となり、企業や政府に対する責任が増している。読者もご承知のとおり、企業に対しては、単なる利益追求にとどまらず、社会や環境に与える影響を考慮した活動 […]
グリーン水素をパイプラインで移送し物流セクターで利用するシュタットベルケ・シュトゥットガルト
(文責: 青野 雅和) シュトゥットガルトは、2035年までに気候変動に左右されない都市になることを目指している。そして、シュトゥットガルトの都市公社もしくは公益企業であるシュタットベルケ・シュトゥットガルトは、市民生 […]
オランダは “グリーン成長パッケージ” を発表 ~グリーン水素製造に21億ユーロを投じ、4%の使用義務化を決定~
(文責: 坂野 佑馬) オランダ政府は、2025年4月25日に発表した「Pakket voor Groene Groei(グリーン成長パッケージ)」により、脱炭素化とエネルギーシステムの強化を加速するための新たな政策措 […]
消費者意識を受動的から能動的に変えるシュタットベルケ
(文責: 坂野 佑馬) ドイツのシュタットベルケ(Stadtwerke)は、ドイツの地方自治体が設立する、電気、ガス、水道などの公共サービスを担う自治体が投資した公営企業を指す。シュタットベルケは電気自由化などの市場開 […]
国際海事機関(IMO)が海運業界のネットゼロ規制を承認 ~船舶燃料のGHG排出制限と炭素賦課金の導入が義務付けられることに~
(文責: 坂野 佑馬) 2025年4月11日、国際海事機関(IMO)は、2050年までに海運業界のネットゼロ(全てのGHGについて排出量を正味ゼロとすること)を目指す新たな規制を承認した。[i]これは、世界初となる海運 […]
船舶におけるHVO混合燃料の搭載が最大30%へ ~日本ではHVO利用に向けて税制と規格の課題解消に期待が懸かる~
(文責: 青野 雅和) 現在、石油タンカーはバイオ燃料を最大25%とするバイオ燃料混合燃料の搭載が許可されており、この上限を超える燃料はケミカルタンカーに限定されている。しかし、IMO(国際海洋事機関)の第12回目の汚 […]