ドイツは「水素輸入戦略」を決定 欧州各地や港湾からドイツに至る水素パイプラインを敷設する
(文責:坂野 佑馬) 2024年7月24日、ドイツ政府は水素と水素誘導体(アンモニア、メタノール、ナフサ、e-fuel等)の輸入戦略を正式に決定した。[i]ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)のプレスリリースによれば […]
ハンブルグ沖で世界初めての事例:洋上DACユニットを設置しジェット燃料を製造
(文責:青野 雅和) ドイツのハンブルクに本社を置く DACMA GmbH[i]が、同社の DAC ユニットである「BLANCAIR」をカールスルーエ工科大学 (KIT)のエングラーブンテ研究所の DVGW 研究センタ […]
欧州のバイオディーゼル市場は適切な原材料トレースが必要となる。輸出国が市場ニーズに乗じバージンオイルをUCO表示し輸出している可能性も
(文責:坂野 佑馬) 昨今、脱炭素の潮流の中で次世代型バイオ燃料としてHVO(Hydrotreated Vegetable Oil:水素化分解油)が注目を集めている。このHVOとは、欧州においては食糧と競合しない植物油 […]
ドイツはアンモニア輸入基地の建設を開始。水素パイプラインへの接続が進む
(文責:青野 雅和) ドイツのアンモニア輸入の動きが加速している。ハンブルグから見るとエルベ川の下流に位置するHanseatic Energy Hub[i]でドイツ初の陸上液化ガス(LNG)ターミナルの建設が2027年 […]
EU・英国はDACを含むCDRの発展へ向けた法整備を推進
(文責:坂野 佑馬) 読者の皆様はDACというものをご存じだろうか? DACとは、Direct Air Capture の頭文字をとったもので、日本語に訳すると「直接空気回収技術」と表記されることが多く、大気中からCO […]
英国は的確な制度設計で、HVO含む再生可能燃料を普及させる
(文責:青野 雅和) 弊社ではドイツやインドネシアのHVOの状況についてお伝えしているが、本稿では英国(イギリス)の導入事例を紹介したい。HVOは多様な再生可能燃料の一つとして利用可能となっており、トラックや船舶、鉄道 […]
中国はカーボンフットプリント管理システムを2027年迄に整備
(文責:坂野 佑馬) 2024年6月5日、中国・生態環境部は2030年迄にカーボンフットプリントに関する国際的なルール作りに貢献することを目的とした計画を発表した。[i]同省のニュースリリースによると、この計画は中国に […]
ドイツ政府 水素製造・貯蔵・輸入インフラの加速的拡大に向けた法的方針(Hydrogen Acceleration Act:水素加速法)を決定
(文責:青野 雅和) ドイツ連邦内閣は5月29日、水素製造・貯蔵・輸入インフラの加速的拡大に向けた法的方針である「水素加速法」を可決した。この法律は、2023年に更新された「水素国家戦略」[i]に沿って、水素の製造・貯 […]
ドイツのCCS法が改正。石炭火力発電所のCCUS利用を禁止
(文責:坂野 佑馬) 2024年5月29日、ドイツ連邦政府の経済・エネルギー省(BMWK)は、CCS法(Carbon Capture and Storage Act ドイツ語Kohlendioxid-Speicheru […]
オーストラリアがFuture Made in Australiaを発表
~グリーン水素の製造に2豪ドル/kgを補助~
(文責:青野 雅和) オーストラリア政府は5月14日、2024~2025年の予算を発表した。10年間で227億ドルの予算「Future Made in Australia:オーストラリア製の未来[i]」である。Futu […]