EU
~米国は洋上風力発電を加速化する:米国の洋上風力戦略、その命運を左右するEUとの大西洋横断パートナーシップ~
(文責:河北 浩一郎) バイデン政権発足後、気候変動対応に大きく舵を切った米国は、洋上風力発電導入を拡大する方針を掲げ、2030年までに30GWの導入を目標としている。一方、EUの目標は更に高く、少なくとも同年までに6 […]
G7 は気候・エネルギー・環境大臣会合における共同声明を発表 ~電力部門の脱炭素化と石炭火力発電の段階的廃止を目指す~
(文責:青木 翔太) 2022年5月26~27日、G7気候・エネルギー・環境大臣会合がドイツ・ベルリンで開催され※1、日本からは大岡環境副大臣、細田経済産業副大臣が参加した。本会合でG7は気候変動、生物多様性の損失、汚 […]
エネルギー安全保障 米国、EU向けLNG増産によりEUのエネルギー安全保障を補完へ ~EUの「脱ロシア」と米国の思惑~
(文責:河北 浩一郎) 2022年5月18日、EUのフォンデアライエン委員長は、今年3月に公表した「RePowerEU」計画※1の詳細を発表した。本計画において、2027年までにEU加盟国のロシア産エネルギー依存からの […]
脱炭素を目指す水素利用は電動化一辺倒ではない ~自動車・船舶・コージェネレーションシステムにおける水素エンジンの開発動向~
(文責:青野 雅和) EUや英国では2035年に内燃機関(ディーゼル及びガソリンを燃料とするエンジン)車の全面販売禁止を表明している。2021年を基準とした新車の平均排ガス量を2030年に55%、さらに2035年には1 […]
欧州委員会が産業排出指令改正案(IED)を発表:汚染物質の排出規制強化と新技術の導入促進を目指す
(文責:青木 翔太) 2022年4月5日、欧州委員会(EC)は、硫黄酸化物、窒素酸化物、アンモニウム、粒子状物質、メタン、水銀、その他の重金属などの汚染物質の排出を規制する産業排出指令(Industrial Emiss […]
「REPowerEU」計画: ロシアからの天然ガスを含む化石燃料への依存解消に舵を切るEU
(文責:青木 翔太) EUはロシアのウクライナへの侵攻を踏まえて、2030年までにロシアの化石燃料への依存を脱却する「REPowerEU」計画を2022年3月8日に発表した。※1同資料によれば、EUは2021年に天然ガ […]
“European Green Capital Award” ~欧州の都市は、環境改善と経済成長の両立、並びに人々の豊かな生活を実現させることを目指している~
(文責:河北浩一郎) 現在、欧州委員会は、“European Green Capital Award 2024”(以下、GCA)への応募を受け付けている。 GCAは、都市部の環境改善と経済成長を両立させ、尚且つ人々の […]
SAF (Sustainable Aviation Fuel)製造をリードするNESTEと日本企業の追走 ~世界をゲームチェンジするグリーンリファイナリー~
(文責:青野 雅和) コロナ禍により、国際便の移動が抑制されている現在、航空業界における環境への影響よりも民間航空会社そのものの運営を危惧している状況と言えよう。更にロシアによるウクライナへの侵攻に対する西側諸国の制裁 […]
プラスチックに関する新たな国際条約に向けた交渉が開始される ~EUの役割に期待を寄せる~
(文責:青木 翔太) 2022年3月2日、ケニアの首都ナイロビで国連環境総会(United Nations Environment Assembly:略称UNEA)が開催され、175か国の国連代表団が、プラスチック汚染 […]
EUでは環境破壊対策への意識がより一層高まっている
(文責:坂野 佑馬) 2019年12月に欧州委員会(EC)から発表された欧州グリーンディール政策※1は、気候変動に対する対策の印象が強いかもしれないが、EUでは気候変動は生物多様性危機や森林破壊、海洋汚染などと密接に結 […]