EU
再生可能エネルギー指令(Renewable Energy Directive:REDⅢ)が改正へ
~再生可能エネルギー比率の2030年目標を45%以上に引き上げ、森林バイオマス利用は再生可能エネルギーの対象に留めることを決定~
(文責:青木 翔太) 2022年9月14日、再生可能エネルギー指令(Renewable Energy Directive:REDⅢ)の改正案が欧州議会で採択された。※1同改正案は、欧州委員会が2030年に温室効果ガス5 […]
CO2回収・貯留(CCS)プロジェクトを積極展開するEquinor(エクイノール)
~欧州全体でのCCSの発展に向けて、各国企業と連携を図る~
(文責:青木 翔太) 「カーボンニュートラル」の実現に向けたCCS (Carbon dioxide Capture and Storage)の開発プロジェクトが計画されている。CCSとは、発電所や工場などから排出されるC […]
日本でもっと注目されるべきドロップイン燃料:Renewable Diesel Fuel
グリーン水素からグリーンメタネーションも視野に入れた動きが加速するか?
(文責:青野 雅和) 西武バスは7月14日(木)より、同社所沢営業所の路線バスの一部で、同業界で初めてRenewable Diesel Fuelを従来の軽油に代わる燃料として、100%使用すると公表した。当社はこれまで […]
ドイツの後追いでEU全体にデューデリジェンス指令(案)の網が架かる、然しながら既存の法律と義務との関連性に矛盾も
~欧州のみの対応ではなく日本企業も対象となる~
(文責:河北 浩一郎) ■EU:企業持続可能デューデリジェンス指令(案) 2022年2月23日、欧州委員会から、「企業持続可能デューデリジェンス指令(Directive on corporate sustainabili […]
欧州グリーンディール:「自然再生法」(案)
~ヨーロッパ全土の自然を取り戻す:今後、欧州委員会は、生物多様性の保全・再生に、約1,000億ユーロを拠出する~
(文責:河北 浩一郎) 2022年6月22日、欧州委員会は、「自然再生法(Nature Restoration Law)(案)」※1を提案した。自然再生法は、森林、農地、海洋及び淡水、都市環境と言った全ての生態系を再生 […]
欧州航空業界の「2050年ゼロエミッション」に向けた取り組み
~矢継ぎ早に投入する多くの政策と資金投入で世界に先駆けた展開に~
(文責:坂野 佑馬) 欧州の航空業界では、2050年までにゼロエミッション(温室効果ガス(GHG)排出量ゼロ)の達成を目指した展開が行われている。 2022年2月4日に欧州委員会(EC)、EU加盟27カ国、英国、スイス […]
EUにおける運輸部門の脱炭素化の実情
~1990年から2019年の間にCO2排出量は33%以上増加~
(文責:坂野 佑馬) 2022年6月1日、EU加盟27か国における運輸部門での温室効果ガス(GHG)排出量のデータを2000年から2019年に渡って収集・分析したレポートがEuropean Environment Ag […]
~米国は洋上風力発電を加速化する:米国の洋上風力戦略、その命運を左右するEUとの大西洋横断パートナーシップ~
(文責:河北 浩一郎) バイデン政権発足後、気候変動対応に大きく舵を切った米国は、洋上風力発電導入を拡大する方針を掲げ、2030年までに30GWの導入を目標としている。一方、EUの目標は更に高く、少なくとも同年までに6 […]
G7 は気候・エネルギー・環境大臣会合における共同声明を発表 ~電力部門の脱炭素化と石炭火力発電の段階的廃止を目指す~
(文責:青木 翔太) 2022年5月26~27日、G7気候・エネルギー・環境大臣会合がドイツ・ベルリンで開催され※1、日本からは大岡環境副大臣、細田経済産業副大臣が参加した。本会合でG7は気候変動、生物多様性の損失、汚 […]
エネルギー安全保障 米国、EU向けLNG増産によりEUのエネルギー安全保障を補完へ ~EUの「脱ロシア」と米国の思惑~
(文責:河北 浩一郎) 2022年5月18日、EUのフォンデアライエン委員長は、今年3月に公表した「RePowerEU」計画※1の詳細を発表した。本計画において、2027年までにEU加盟国のロシア産エネルギー依存からの […]