IAASBは国際サスティナビリティ保証業務に関する一般要求事項(International Standard on Sustainability Assurance:ISSA 5000)案を公表
~複雑化したサスティナビリティ基準統合を巡る動向も収斂するか~
(文責:坂野 佑馬) 2023年8月2日に国際監査・保証基準審議会(IAASB;International Auditing and Assurance Standards Board)※1は、国際サスティナビリティ保 […]
ドイツは2035年に電力供給における脱炭素化を目指し、水素火力発電所の入札を実施へ
~グリーン水素パイプラインの事業化も並行して進む~
(文責:青野 雅和) ■2035年迄は多様な水素を利用し、水素火力発電所も3つの類型へ ドイツ政府は7月26日の発表で、国家水素戦略ではグリーン水素が拡大するまでは、ブルー、ターコイズ(メタンの熱分解による水素)、オレン […]
2024年以降、オーストラリアではISSB基準をベースとした気候関連情報の開示が義務化へ
~中堅・中小企業にもScope1~3の開示が求められる~
(文責:青木 翔太) 2023年6月27日、オーストラリアの財務省は、気候関連情報の開示基準(案)に関する文書を公表した。※1同省は2022年12月より、気候関連情報の開示義務化に向けた枠組みの構築を推進しており※2、 […]
ECは貨物輸送のグリーン化を促す政策パッケージを発表~カーボンフットプリントの利用促進を促す政策が盛り込まれる~
(文責:坂野 佑馬) 2023年7月11日に、欧州委員会(EC)より貨物輸送のグリーン化を図る政策パッケージが発表された※1。同政策パッケージには複数の新規則案の他に、既存の法令の改正案が含まれる。今後、EU理事会(閣 […]
ドイツでは海底下へのCO2貯留が進むのであろうか。2023年に炭素管理戦略を策定予定
(文責:青野 雅和) ドイツでは、法律が整備されることを見越して、大型プロジェクトが締結されている事例が見受けられる。本稿ではCO2貯留に関する状況をご報告する。 ■2012年にCO2貯留法を発効 ドイツでは遡る事2 […]
脱炭素化・気候変動対策の機運の高まりに比例してグリーンウォッシュの問題が顕在化へ。EUではグリーンウォッシュを取り締まる規制・基準の整備が進む。
(文責:坂野 佑馬) 昨今、世界中で脱炭素化や気候変動対策を重要視する環境意識が一般市民レベルでも醸成されつつある。企業レベルでは、各社が省エネルギー化や再生可能エネルギー導入等の施策を講じている。また、大企業を中心に […]
欧州でグリーン水素の定義が決定。原産地と設備転換のグリーン水素認証サービスが開始
(文責: 青野 雅和) グリーン水素の定義に関して非常に活発な議論が6月に上旬に展開されていたので、本稿ではグリーン水素を巡る認証に触れたい。 ■原子力発電由来の電力を利用して水素を製造することに対する反発 欧州では […]
米国エネルギー省がU.S. National Clean Hydrogen Strategy and Roadmapを発表 ~具体的な政策を携え展開される米国の水素戦略~
(文責:坂野 佑馬) 2023年6月5日、米国エネルギー省(DOE)は「国家クリーン水素戦略およびロードマップ(U.S. National Clean Hydrogen Strategy and Roadmap)」※1 […]
バイエルン州の新規CO2パイプライン計画でドイツのCO₂ネットワークは更に拡大へ
~水素とともに南北の輸入基地計画とパイプラインは整備されていく~
(文責:青野 雅和) ミュンヘンのシュタットベルケであるSW Münchenが出資しているBayerngasの子会社でガス配管ネットワーク会社のBayern ets がセメント会社であるRohrdorferとバイエルン […]
ドイツは気候保護契約(Climate Protection Contracts)で産業界の脱炭素化を後押し
~CCfD(炭素差額契約)の仕組みを利用し、2023年末に入札が開始か~
(文責:坂野 佑馬) 2023年6月5日、ドイツの経済・気候変動大臣を務めるロバート・ハベック氏は「気候保護契約(Climate Protection Contracts) 」※1と名付けられた新たな補助金制度をスター […]