脱炭素化
国境を跨ぐ水素プロジェクト
~水素社会実現に向けた、「地の利」を活かしたオランダとドイツの連携~
(文責:河北 浩一郎) 世界的に有名な製造業及びエネルギー企業のCEOらが発足した、グローバル・イニシアチブである水素協議会(Hydrogen Council)は、「水素経済を開放する鍵を握るのは国際協力」、との提言※ […]
欧州航空業界の「2050年ゼロエミッション」に向けた取り組み
~矢継ぎ早に投入する多くの政策と資金投入で世界に先駆けた展開に~
(文責:坂野 佑馬) 欧州の航空業界では、2050年までにゼロエミッション(温室効果ガス(GHG)排出量ゼロ)の達成を目指した展開が行われている。 2022年2月4日に欧州委員会(EC)、EU加盟27カ国、英国、スイス […]
2032年末までに国土面積の2%(約7,000k㎡)を陸上風力発電指定区域へ
~陸上風力法を新たに閣議決定へ〜
(文責:青木 翔太) 2022年6月15日、ドイツは陸上風力発電の拡大・加速化を目的として、新たに「陸上風力法」を閣議決定した。※1本法案は、2032年末までに国土面積の2%(約7,000km2)を陸上風力発電に利用す […]
家庭の再生可能エネルギー利用として導入が進む地中熱利用
~国内新築住宅へのヒートポンプ式暖房システムの導入割合が50.6%に~
(文責:青木 翔太) 2022年6月2日、ドイツ連邦統計局(German Federal Statistical Office)は、2021年における新築住宅へのヒートポンプ式暖房システムの導入割合が50.6%になった […]
EUにおける運輸部門の脱炭素化の実情
~1990年から2019年の間にCO2排出量は33%以上増加~
(文責:坂野 佑馬) 2022年6月1日、EU加盟27か国における運輸部門での温室効果ガス(GHG)排出量のデータを2000年から2019年に渡って収集・分析したレポートがEuropean Environment Ag […]
G7 は気候・エネルギー・環境大臣会合における共同声明を発表 ~電力部門の脱炭素化と石炭火力発電の段階的廃止を目指す~
(文責:青木 翔太) 2022年5月26~27日、G7気候・エネルギー・環境大臣会合がドイツ・ベルリンで開催され※1、日本からは大岡環境副大臣、細田経済産業副大臣が参加した。本会合でG7は気候変動、生物多様性の損失、汚 […]
脱炭素を目指す水素利用は電動化一辺倒ではない ~自動車・船舶・コージェネレーションシステムにおける水素エンジンの開発動向~
(文責:青野 雅和) EUや英国では2035年に内燃機関(ディーゼル及びガソリンを燃料とするエンジン)車の全面販売禁止を表明している。2021年を基準とした新車の平均排ガス量を2030年に55%、さらに2035年には1 […]
バイエルン州はEUに先駆け2040年にカーボンニュートラルを達成へ ~水素社会に向けたロードマップを発表~
(文責:青木 翔太) 2022年4月25日、ドイツのバイエルン水素センター(Zentrum Wasserstoff. Bayern :H2.B)はバイエルン州の水素戦略に基づく「水素ロードマップ」を発表した。※1 H2 […]
「REPowerEU」計画: ロシアからの天然ガスを含む化石燃料への依存解消に舵を切るEU
(文責:青木 翔太) EUはロシアのウクライナへの侵攻を踏まえて、2030年までにロシアの化石燃料への依存を脱却する「REPowerEU」計画を2022年3月8日に発表した。※1同資料によれば、EUは2021年に天然ガ […]
SAF (Sustainable Aviation Fuel)製造をリードするNESTEと日本企業の追走 ~世界をゲームチェンジするグリーンリファイナリー~
(文責:青野 雅和) コロナ禍により、国際便の移動が抑制されている現在、航空業界における環境への影響よりも民間航空会社そのものの運営を危惧している状況と言えよう。更にロシアによるウクライナへの侵攻に対する西側諸国の制裁 […]