ドイツ

脱炭素化
CO2回収・貯留(CCS)プロジェクトを積極展開するEquinor(エクイノール)
~欧州全体でのCCSの発展に向けて、各国企業と連携を図る~

(文責:青木 翔太) 「カーボンニュートラル」の実現に向けたCCS (Carbon dioxide Capture and Storage)の開発プロジェクトが計画されている。CCSとは、発電所や工場などから排出されるC […]

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天然ガス
ロシアからカナダに天然ガス輸入の軸を移すドイツ。グリーン水素も25年に同国より調達し、その他複数のチャネルを構築へ

(文責:青野 雅和)  ドイツはロシアによる天然ガス供給を削減する方針を受け読者も周知のとおり、冬季に向け企業や国民に節約を促す状況に至っている。現時点でガス代が3倍にも高騰しているという。  これはドイツが天然ガス供給 […]

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生物多様性
ドイツはコンゴに存在する世界最大の熱帯泥炭地の保全プロジェクトを支援
~ラムサール条約と生物多様性条約に寄与する取り組み~

(文責:河北浩一郎)  ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全省(以下、BMUV)は、世界の気候危機の拡大と生物多様性の損失を抑止する為に国際気候イニシアチブ(以下、IKI)※1による資金調達プログラムを活用し、開発途上国 […]

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環境経営
ドイツ連邦環境庁は、企業への義務付けを前提としたEMS(環境マネジメントシステム)の開発を提案している。
~環境先進国ドイツが開発するEMSが企業の「サステナブル経営」を支援する。しかし、その実現性及び有用性には疑問が残る。~

(文責:河北浩一郎)  EMS (Environment Management System:環境マネジメントシステム)とは、「自らが行う活動の中で、環境に与える影響を的確に把握し、環境目的及び目標を定め、環境改善に取り […]

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サーキュラーエコノミー
ベルリン市内全域をカバーする下水熱ポテンシャルマッププロトタイプを公開
~ドイツの熱需要全体の8分の1を賄う熱賦存量を持つ下水熱~

(文責:坂野 佑馬)  EUでは研究・技術開発のための資金提供プログラムである「Horizon Europe」※1が運用されている。EUは本プログラムで、第8期の計画となる「Horizon 2020」※2に2014年から […]

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エネルギー
ドイツ:「エネルギー安全保障パッケージ」
~エネルギー安全保障の危機に直面する環境先進国ドイツの狼狽~

(文責:河北浩一郎)  2022年7月21日、連邦経済・気候保護省(以下、BMWK)は、「エネルギー安全保障パッケージ」を発表した※1。各種報道にもあるように、ロシアによるウクライナ侵攻に伴い、ドイツの天然ガス需給は、依 […]

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脱炭素化
建築分野でGHG未達となったドイツ
~未達をカバーする対応策を策定する為に90日以内に11項目を策定へ~

(文責:坂野 佑馬)  連邦環境・自然保護・原子力安全省 の下部機関であるドイツ連邦環境庁は2022年3月15日、2021年度における建築分野の温室効果ガス(GHG)排出量が年間許容値の112 MtCO2eを超 […]

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廃棄物
食品廃棄物由来のGHGは世界全体の10%を占める。廃棄の6割が家庭由来のドイツ
~2030年までにフランス・イタリアに続き効果的な施策を打てるか~

(文責:青木 翔太)  2022年7月1日、連邦環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省と連邦食糧・農業省は、国内における2020年の食品廃棄物量が約1,100万トンになったことを共同発表した。※1図1に示すように、発生 […]

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環境経営
ドイツの後追いでEU全体にデューデリジェンス指令(案)の網が架かる、然しながら既存の法律と義務との関連性に矛盾も
~欧州のみの対応ではなく日本企業も対象となる~

(文責:河北 浩一郎) ■EU:企業持続可能デューデリジェンス指令(案) 2022年2月23日、欧州委員会から、「企業持続可能デューデリジェンス指令(Directive on corporate sustainabili […]

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エネルギー
国境を跨ぐ水素プロジェクト
~水素社会実現に向けた、「地の利」を活かしたオランダとドイツの連携~

(文責:河北 浩一郎)  世界的に有名な製造業及びエネルギー企業のCEOらが発足した、グローバル・イニシアチブである水素協議会(Hydrogen Council)は、「水素経済を開放する鍵を握るのは国際協力」、との提言※ […]

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