世界

水素
国際的な水素社会構築に向けてCOP28で合意
~平行して、水素のCFP算定に関する新ISO規格が公表される~

(文責:坂野 佑馬)  2023年12月5日、アラブ首長国連邦・ドバイにて開催された国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)の一環として、「水素に関するハイレベル円卓会議(High-Level Roundta […]

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環境経営
プラスチック汚染に関する企業の情報開示が不可欠に
~政府間の動きに先駆け、CDPが24年春には3,162社の23年度回答を公表予定~

(文責:青木 翔太)  プラスチック汚染が世界的に問題視されていることは、読者の方々もご承知であろう。2022年3月2日にケニアの首都ナイロビで開催された国連環境総会(United Nations Environment […]

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エネルギー
アンモニアの船舶燃料としてのガイドラインがIMOにより2024年12月に承認へ
~水素キャリアとしてのクラッキング技術開発は国際間アンモニア流通に間に合うのか~

(文責:青野 雅和)  アンモニアが船舶燃料としては認められていないことをご存じであろうか。アンモニアは日本で特に発電燃料として注目をされているが、船舶燃料としても水素やメタノールとともに注目されており、グリーンアンモニ […]

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環境経営
2024年1月以降、中小企業向けSBTの対象企業の条件が変更へ

(文責:青木 翔太)  2023年11月1日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi:Science Based Targets initiative)は、2024年1月1日より中小企業向けSBTの対象となる中 […]

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脱炭素化
グリーンメタノールが船舶におけるドロップイン燃料として最適か?
~船舶利用をトリガーに普及する可能性も~

■ 日本で利用されるグリーンメタノールは輸入製品となるだろう  グリーン水素と二酸化炭素を用いてメタノールを製造する動きが日本でも活発化してきた感がある。2023年の6月6日に公表された水素基本戦略においては、産業部門で […]

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脱炭素化
CDRが今後の脱炭素化市場の主戦場及びゲームチェンジャーに
~マイクロソフトはDAC由来のクレジットを購入~

(文責:青野 雅和) 1.世界のCO₂排出量はあと少し  世界平均気温の上昇と、過去に人間の活動によって排出された「累積の」CO₂排出量に比例関係があることが解っている。IPCCは2021年の6次報告書で人間活動が気候変 […]

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環境経営
SBTi(Science Based Targets initiative)はモニタリングレポート「SBTi MONITORING REPORT 2022」を公表
~世界におけるSBT参加企業数はさらに増加へ~

(文責:青木 翔太)   2023年8月17日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi:Science Based Targets initiative)は、モニタリングレポート「SBTi MONITORING […]

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エネルギー
日本の陸送・海運の脱炭素化事業としてのHVO輸入利用への期待

(文責:青野 雅和)  ドイツでは2023年3月3日に給油所での100 % 合成燃料販売が承認され、既にHVO100 の給油スタンドがミュンヘン北隣に位置するシュロベンハウゼンとインゴルシュタットでZIEGLMEIER社 […]

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サステナビリティ
IAASBは国際サスティナビリティ保証業務に関する一般要求事項(International Standard on Sustainability Assurance:ISSA 5000)案を公表
~複雑化したサスティナビリティ基準統合を巡る動向も収斂するか~

(文責:坂野 佑馬)  2023年8月2日に国際監査・保証基準審議会(IAASB;International Auditing and Assurance Standards Board)※1は、国際サスティナビリティ保 […]

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再生可能エネルギー
ドイツは2035年に電力供給における脱炭素化を目指し、水素火力発電所の入札を実施へ
~グリーン水素パイプラインの事業化も並行して進む~

(文責:青野 雅和) ■2035年迄は多様な水素を利用し、水素火力発電所も3つの類型へ ドイツ政府は7月26日の発表で、国家水素戦略ではグリーン水素が拡大するまでは、ブルー、ターコイズ(メタンの熱分解による水素)、オレン […]

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