世界
アンモニアの船舶燃料としてのガイドラインがIMOにより2024年12月に承認へ
~水素キャリアとしてのクラッキング技術開発は国際間アンモニア流通に間に合うのか~
(文責:青野 雅和) アンモニアが船舶燃料としては認められていないことをご存じであろうか。アンモニアは日本で特に発電燃料として注目をされているが、船舶燃料としても水素やメタノールとともに注目されており、グリーンアンモニ […]
2024年1月以降、中小企業向けSBTの対象企業の条件が変更へ
(文責:青木 翔太) 2023年11月1日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi:Science Based Targets initiative)は、2024年1月1日より中小企業向けSBTの対象となる中 […]
グリーンメタノールが船舶におけるドロップイン燃料として最適か?
~船舶利用をトリガーに普及する可能性も~
■ 日本で利用されるグリーンメタノールは輸入製品となるだろう グリーン水素と二酸化炭素を用いてメタノールを製造する動きが日本でも活発化してきた感がある。2023年の6月6日に公表された水素基本戦略においては、産業部門で […]
CDRが今後の脱炭素化市場の主戦場及びゲームチェンジャーに
~マイクロソフトはDAC由来のクレジットを購入~
(文責:青野 雅和) 1.世界のCO₂排出量はあと少し 世界平均気温の上昇と、過去に人間の活動によって排出された「累積の」CO₂排出量に比例関係があることが解っている。IPCCは2021年の6次報告書で人間活動が気候変 […]
SBTi(Science Based Targets initiative)はモニタリングレポート「SBTi MONITORING REPORT 2022」を公表
~世界におけるSBT参加企業数はさらに増加へ~
(文責:青木 翔太) 2023年8月17日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi:Science Based Targets initiative)は、モニタリングレポート「SBTi MONITORING […]
日本の陸送・海運の脱炭素化事業としてのHVO輸入利用への期待
(文責:青野 雅和) ドイツでは2023年3月3日に給油所での100 % 合成燃料販売が承認され、既にHVO100 の給油スタンドがミュンヘン北隣に位置するシュロベンハウゼンとインゴルシュタットでZIEGLMEIER社 […]
IAASBは国際サスティナビリティ保証業務に関する一般要求事項(International Standard on Sustainability Assurance:ISSA 5000)案を公表
~複雑化したサスティナビリティ基準統合を巡る動向も収斂するか~
(文責:坂野 佑馬) 2023年8月2日に国際監査・保証基準審議会(IAASB;International Auditing and Assurance Standards Board)※1は、国際サスティナビリティ保 […]
ドイツは2035年に電力供給における脱炭素化を目指し、水素火力発電所の入札を実施へ
~グリーン水素パイプラインの事業化も並行して進む~
(文責:青野 雅和) ■2035年迄は多様な水素を利用し、水素火力発電所も3つの類型へ ドイツ政府は7月26日の発表で、国家水素戦略ではグリーン水素が拡大するまでは、ブルー、ターコイズ(メタンの熱分解による水素)、オレン […]
エレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation)がサーキュラーエコノミーに取り組むスタートアップ企業のデータベースを公表
(文責:青木 翔太) 2023年5月4日、エレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation)は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に貢献する事業を展開するスタートアップ企業のデータ […]
船舶で進むドロップイン燃料(HVO)の検討、改造コストを抑制し脱炭素化を進めるべき
(文責:青野 雅和) ■船舶燃料は天然ガスへ先ずは移行していく 現在、国土交通省から、令和5年度のLNGバンカリング拠点形成事業の補助事業が公募されている。国内外の船舶のLNG燃料への転換を進めるとともに、LNG燃料船の […]