脱炭素化
グリーンメタノールが船舶におけるドロップイン燃料として最適か?
~船舶利用をトリガーに普及する可能性も~
■ 日本で利用されるグリーンメタノールは輸入製品となるだろう グリーン水素と二酸化炭素を用いてメタノールを製造する動きが日本でも活発化してきた感がある。2023年の6月6日に公表された水素基本戦略においては、産業部門で […]
英国における航空部門の脱炭素化に向けて、欧州大手航空機メーカーAirbusを含む企業グループがアライアンス「The Hydrogen in Aviation:HIA」を設立へ
(文責:青木 翔太) 2023年9月5日、仏の航空機メーカーのAirbus、英国の航空会社EasyJet、エンジンメーカーのRolls-Royce及びGKN Aerospace、再生可能エネルギー事業大手のØrsted […]
EUにおけるドロップイン燃料(HVO)とSAFの生産能力はさらに増強される
~輸送セクターで利用される燃料の6.9%が既に再生可能由来の燃料に置き換わっている~
(文責:青野 雅和) 弊社のNEWSでは頻繁にドロップイン燃料の情報をシェアさせていただいているが、此度はHVOのEUのシェア及び生産企業の情報について紹介したい。 ブリュッセルに拠点を置き、EUでの再生可能エタノー […]
米・ミネソタ州ではSAF生産の拡大に向けて税額控除を導入し、SAF生産に取り組む大規模なハブ「the Minnesota SAF Hub」を展開へ
(文責:青木 翔太) 2023年8月26日、米国ミネソタ州は、持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)に関して、プレスリリースを発表した。※1 SAFは、再生可能な原料又は廃棄 […]
CDRが今後の脱炭素化市場の主戦場及びゲームチェンジャーに
~マイクロソフトはDAC由来のクレジットを購入~
(文責:青野 雅和) 1.世界のCO₂排出量はあと少し 世界平均気温の上昇と、過去に人間の活動によって排出された「累積の」CO₂排出量に比例関係があることが解っている。IPCCは2021年の6次報告書で人間活動が気候変 […]
日本の陸送・海運の脱炭素化事業としてのHVO輸入利用への期待
(文責:青野 雅和) ドイツでは2023年3月3日に給油所での100 % 合成燃料販売が承認され、既にHVO100 の給油スタンドがミュンヘン北隣に位置するシュロベンハウゼンとインゴルシュタットでZIEGLMEIER社 […]
ドイツ、オランダではDeutsche Bahn Cargoがディーゼル機関車でHVOを利用
~貨物の鉄道のモーダルシフトで90%のCO2排出量を削減へ~
(文責:青野 雅和) Deutsche Bahnの貨物輸送を担当しているドイツのDB Cargoは2022年の10月より次世代のバイオ燃料であるHVOを利用し、DBeco fuelという商品を販売している。DBeco […]
グリーン水素ベース燃料の燃料利用を2034年迄に5000t以上の船舶運航者に義務付けへ
(文責:青野 雅和) EU理事会は7月25日に、「FuelEU Maritime」を正式に採択した 。[ⅰ]このイニシアチブは、ヨーロッパで運航する船舶からの温室効果ガス排出量を2050年までに80%削減するとともに、 […]
ドイツは2035年に電力供給における脱炭素化を目指し、水素火力発電所の入札を実施へ
~グリーン水素パイプラインの事業化も並行して進む~
(文責:青野 雅和) ■2035年迄は多様な水素を利用し、水素火力発電所も3つの類型へ ドイツ政府は7月26日の発表で、国家水素戦略ではグリーン水素が拡大するまでは、ブルー、ターコイズ(メタンの熱分解による水素)、オレン […]
European Hydrogen Bankによるグリーン水素の入札が12月に開催へ
Green Steelの実現に近づく複数の要素として、水素製造事業者の増加を後押しへ
(文責:青野 雅和) ■グリーン水素の入札が2023年12月に実施予定 30億ユーロの規模で2024年に運用を開始する予定とされている「欧州水素銀行(EHB:European Hydrogen Bank)」は、試験運用と […]