CBAMは水素需要を喚起できるか?グリーン水素普及のフィルターとなり、水素全体の需要を押し下げてしまう可能性も。
~液体有機水素キャリアなど輸送インフラの役割も適切に落とし込むべき~
(文責:青野 雅和) 炭素境界調整メカニズム(CBAM:Carbon Border Adjustment Mechanism)が10月1日に施行され、1か月が経過した。現状は実際の炭素国境関税は2026年1月1日まで支 […]
欧州委員会は2030年のカーボンニュートラル達成を目標とする自治体10都市に「EUミッションラベル」を授与
~自治体レベルで脱炭素化の義務政策を構築へ~
(文責:坂野 佑馬) 2023年10月12日、欧州委員会(EC)は欧州の10都市(デンマーク・スナボー、ドイツ・マンハイム、スペイン・マドリード、バレンシア、バリャドリッド、ビトリアガルティス、サラゴサ、オーストリア・ […]
英国では使い捨てプラスチック製品の禁止対象が拡大へ
~EUのサーキュラーエコノミーと整合を図る~
(文責:青木 翔太) 2023年9月29日、英国の環境・食糧・農村地域省(DEFRA:Department for Environment, Food and Rural Affairs)は、イングランドでの使い捨てプ […]
代替燃料インフラ規制(AFIR)によりEU全体での水素ステーション建設が加速か
~オランダでは水素ステーションの補助金を公表~
(文責)青野 雅和 かねてより欧州議会で同意されていた代替燃料インフラ規制 (Alternative Fuels Infrastructure Regulator: AFIR)が9月22日に成立した。これにより、ヨーロ […]
北欧の自治体は地域のGHG排出量データの精緻化を進める
~日本国内においてもCFPの展開から波及していくか~
(文責:坂野 佑馬) 今日、脱炭素化の必要性が叫ばれ、企業のみならず自治体や消費者にものその意識浸透しつつある。脱炭素化を推進する上では、その第一段階として温室効果ガス(GHG)の排出量を把握することが重要であるという […]
ドイツではエネルギー効率化法(EnEfG:Energieeffizienzgesetz)が成立へ
~州政府に対してもエネルギー消費の削減目標を課す~
(文責:青木 翔太) 2023年9月21日、ドイツ連邦経済・気候保護省は、ドイツ連邦議会がエネルギー効率化法(EnEfG:Energieeffizienzgesetz)を可決したことを発表した。※1 EnEfGにより、 […]
グリーンメタノールが船舶におけるドロップイン燃料として最適か?
~船舶利用をトリガーに普及する可能性も~
■ 日本で利用されるグリーンメタノールは輸入製品となるだろう グリーン水素と二酸化炭素を用いてメタノールを製造する動きが日本でも活発化してきた感がある。2023年の6月6日に公表された水素基本戦略においては、産業部門で […]
世界では生物多様性保全を重要視する風潮が加速
~TNFDは初の提言(v1.0)を発表し、グローバルスタンダードに向かう。日本企業も早急な対応が必要だ~
(文責:坂野 佑馬) 2023年9月18日、国連と民間連携の「TNFD ; Task force for Nature-related Financial Disclosures(自然関連財務情報開示タスクフォース)」 […]
英国における航空部門の脱炭素化に向けて、欧州大手航空機メーカーAirbusを含む企業グループがアライアンス「The Hydrogen in Aviation:HIA」を設立へ
(文責:青木 翔太) 2023年9月5日、仏の航空機メーカーのAirbus、英国の航空会社EasyJet、エンジンメーカーのRolls-Royce及びGKN Aerospace、再生可能エネルギー事業大手のØrsted […]
EUにおけるドロップイン燃料(HVO)とSAFの生産能力はさらに増強される
~輸送セクターで利用される燃料の6.9%が既に再生可能由来の燃料に置き換わっている~
(文責:青野 雅和) 弊社のNEWSでは頻繁にドロップイン燃料の情報をシェアさせていただいているが、此度はHVOのEUのシェア及び生産企業の情報について紹介したい。 ブリュッセルに拠点を置き、EUでの再生可能エタノー […]