EU

脱炭素化
脱炭素化と水利用削減に繋がる有機農業 EUで有機農地への転換目標25%は達成できるか?

(文責:青野 雅和)  有機農業の転換による効果は一酸化二窒素の排出を抑えると同時に、土壌で炭素貯留(二酸化炭素を吸収・固定)もできるため、温暖化対策の効果が高まり、国連食糧農業機関の報告では、有機農業システムでは、従来 […]

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水素
EUのFCEV・水素エンジンの開発が再燃 REDⅢのRFNBO義務化で地道に市場拡大へ

(文責: 青野 雅和)  先週、WEB記事として、ボルボが2030年完全EV化を撤回するとのニュースが公表された。2023年に2035年までにEV化するという欧州「2035年EV化法案」にドイツが待ったをかけ、e-fue […]

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再生可能エネルギー
【REDⅢ】EUではより一層のRFNBO使用が義務化へ

(文責:坂野 佑馬)  2024年9月2日、欧州委員会(EC)は改正された再生可能エネルギー指令(REDⅢ;Renewable Energy Directive)[i]およびエネルギー効率指令(Energy Effici […]

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CCUS
CCS戦略を進めるEU。地中海とフランスでCCSが推進へ 熱を利用しないDAC技術を活用

(文責:青野 雅和)  本稿では、欧州のCCS戦略の中で具体化しつつあるCCSを2件紹介する。 1.プリノス油田(地中海)でCO2貯留を開始  ロンドンを拠点とする独立系 E&P(exploration and […]

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バイオ燃料
欧州のバイオディーゼル市場は適切な原材料トレースが必要となる。輸出国が市場ニーズに乗じバージンオイルをUCO表示し輸出している可能性も

(文責:坂野 佑馬)  昨今、脱炭素の潮流の中で次世代型バイオ燃料としてHVO(Hydrotreated Vegetable Oil:水素化分解油)が注目を集めている。このHVOとは、欧州においては食糧と競合しない植物油 […]

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CCUS
EU・英国はDACを含むCDRの発展へ向けた法整備を推進

(文責:坂野 佑馬)  読者の皆様はDACというものをご存じだろうか? DACとは、Direct Air Capture の頭文字をとったもので、日本語に訳すると「直接空気回収技術」と表記されることが多く、大気中からCO […]

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脱炭素化
EUは大型車のCO2排出規制を強化 ~ゼロエミッション車両の販売を推し進める~

(文責:坂野 佑馬)  2024年5月13日、欧州理事会は大型車メーカーを対象としたCO2排出基準の改正規則を採択した。[i]基本的にはEU域内における大型車のゼロエミッション車両(トラック:3 gCO2 /トンキロ未満 […]

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水素
欧州水素銀行の第1回入札結果が公表。2030年に0.37ユーロ/kgへ

(文責:青野 雅和)  欧州の水素銀行の展開に関しては、弊社NEWSで昨年5月24日にご紹介[i]していたが、その際には12月に開催する予定としてお伝えしていた。実際には11月23日に入札は開始され2024年2月8日に終 […]

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気候変動適応
欧州の都市では気候変動適応策として自然を活用した施策へ注目が集まる

(文責:坂野 佑馬)  2024年4月29日、欧州環境機関(EEA ; European Environment Agency)は欧州の都市で実施されている気候変動への適応策に関する調査報告書を発表した※1。EEAは同報 […]

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バイオ燃料
HVO等のドロップイン燃料はCBAMも需要拡大の一因に

(文責:坂野 佑馬)  弊社NEWSでは度々、EUにおけるカーボンリーケージ(GHGの排出規制が厳しい国の企業が、規制の緩やかな国へ生産拠点や投資先を移転し、結果的に世界全体の排出量が増加する事態のこと。)抑制のための施 […]

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