これから脱炭素への取り組みを推進していきたい企業の皆様に向けたサービスです
脱炭素への取り組みの第一歩となるGHG排出量の算定(Scope1,2)を支援致します
■サービス内容
・GHGプロトコルに基づくScope1及びScope2のGHG排出量算定
・集計データの取りまとめ(総排出量、排出量の内訳グラフ、年度毎の排出量の推移等)
【納品物のイメージ】
GHGプロトコルに基づくScope1,2とは
GHGプロトコルとは、温室効果ガスの排出量を算定・報告する際の国際的な基準です。GHGプロトコルは、世界資源研究所(WRI: World Resources Institute)や、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD: World Business Council for Sustainable Development)が中心となり、世界中の企業、NGO、政府機関が参加し発足した「GHGプロトコルイニシアチブ(The Greenhouse Gas Protocol Initiative)」によって定められています。また、スコープ(Scope)とは、温室効果ガス排出量の区分のことを指し、GHGプロトコルにより定義されています。なお、日本においては、GHGプロトコルで定められている排出量の区分(Scope)に整合したガイドラインとして、環境省が「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン」を公表しています。
【GHGプロトコルで定められている排出量の区分(Scope)】
Scope1は、自社での燃料の使用や工業プロセスで直接的に排出される温室効果ガスを指しており、排出例としては、工業炉、製造設備、発電機、社内の焼却炉から排出される温室効果ガスが該当します。
Scope2は、他者から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴い間接的に排出される温室効果ガスを指します。
算定方法について
事業活動において使用している各種エネルギーに対して、排出係数を掛け合わせて算定します。排出係数については、環境省が公表している「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数」及び「電気事業者別排出係数」を利用します。
電力の使用に伴う排出量については、GHGプロトコルに準じて「ロケーション基準手法」と「マーケット基準手法」の両方で算定を行います。
ロケーション基準手法:国で定められている代表値の排出係数を用いた算出方法
マーケット基準手法 :電力会社毎の排出係数を用いた算出方法
※貴社に電力を供給している企業の排出係数を弊社で把握し、算定に反映させます
【お客様にご用意いただく各種エネルギーデータ】
■Scope1の算定に必要なエネルギーデータ:
軽油、液化石油ガス(LPG)、都市ガス、ガソリン(車両)の使用量が把握できる明細書
■Scope2の算定に必要なエネルギーデータ:
電力量、冷熱・温熱・蒸気の使用量が把握できる明細書
(貴社が地域熱供給からエネルギーを享受している場合に当該会社の情報が必要です)
GHG排出量の算定・可視化は貴社の企業価値を向上させるきっかけになり得ます
■GHG排出量を算定・可視化するメリット
・自社の範囲内において、優先的に排出削減をすべき対象が見えてくる。
・算定した情報を非財務情報の一つとして対外的に公表することで、社会的信頼性を向上させることができる。
・国際的な環境イニシアチブであるSBT(中小企業向け)の認定取得に繋がる。