弊社が国際的なウォーターフットプリント推進団体である「Water Footprint Network」に日本企業として初めてパートナーとして登録されたことを、皆様にお知らせできることを大変嬉しく思います。

■ Water Footprint Network に加入した弊社の目論見

 弊社は企業のサステナブル経営を支援するプログラム「ECOPROFIT」を通じて、これまでも水の効率的な利用に関する取り組みを推進してまいりました。Water Footprint Network への加入により、さらに国際的な基準に基づく知見の活用と高次元での水の効率的利用を推進してまいります。

 今後は、Water Footprint Networkとの連携を通じて、企業の水利用の効率化のみならず、日本における河川・湖沼流域の水環境の保全にも注力してまいります。

■ Water Footprint Networkとは

目的

 Water Footprint Networkの主な目的は、水資源の持続可能な管理を推進することです。具体的には、企業や政府、教育機関に対して、以下の点に焦点を当てた支援を行っています。

  1. ウォーターフットプリントの理解と算定
    ウォーターフットプリント(各活動における水の使用量とその影響)を算定し、どのようにして水資源をより効率的に利用できるかを示すためのツールと手法を提供します。
  2. 水資源の効率的利用の推進
    持続可能な水の管理方法を採用することで、水の浪費を減らし、効率的な利用を進めます。
  3. 教育と意識向上
    水資源の重要性を広め、企業や消費者がウォーターフットプリントを考慮した意思決定を行えるよう教育活動を行っています。

歴史

 Water Footprint Networkは2008年に設立され、世界中の水資源に関連する問題に取り組む国際的な非営利団体です。設立当初から、以下のような活動を展開しています。

  1. ウォーターフットプリントの概念の発展
    ウォーターフットプリントの算定方法とその重要性を広め、企業や自治体の水管理を改善するための指針を提供しています。
  2. 国際的な協力
    世界中の研究機関、企業、政府と協力し、持続可能な水利用を実現するためのプラットフォームを構築しました。
  3. 政策提言
    政府や企業に対し、水資源管理に関する政策提言を行い、より良い水管理のための国際的な枠組み作りに貢献しています。